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IVRについて

誘導電圧調整器(IVR-Induction Voltage Regulator)について

興亜電機の主力商品で日本のマーケットシェア50%以上もっています、また誘導電圧調整器のトップメーカーとして幅広いニーズに対応しています。以下に記してあります優れた特性および原理により試験用から生産ラインまでの電圧、電流制御で幅広いニーズに応えています。

特性

1.IVRは電圧を可変します。
タップやブラシを使わずに、無段階連続的に可変します。
可動通電部を持たないので、保守が簡単で安全性に優れています。
電圧可変図
2.IVRは電圧を一定にします。

IVRに自動制御部を付加することによって、負荷の要求する安定した電圧を供給します。これを自動誘導電圧調整器(AR型IVR)と呼んでいます。 
 制御系は無接点方式ですから、精度が高く保守が簡単です。

3.IVRは変化させた電圧を任意の値で一定にします。

電圧可変と電圧安定化という2つの機能を併せ持っています。

4.IVRは広範囲な電圧、容量の選択が可能です。

100Vから10000Vまで、1kVAから10000kVAまで。
たとえば・・・・・・
 変電所、大型機器試験設備用など高圧、大容量の用途に・・・・・・。
 電気炉電源、電解電源、溶接機電源、制御電源安定用、各種電気機器試験用など
 高圧、中容量の用途に・・・・・・。
 通信機電源、自動溶接機電源など低圧、小容量の用途に・・・・・・。

5.IVRは高能率です。

IVRの大きさは定格容量によって決められます。定格容量とはIVR自体の大きさを表すもので、その電圧調整範囲に比例して決定されます。従って線路容量に対して定格容量は常に小さくてすみ、その分損失も少なく高能率だと言えます。

6.IVRは波形歪みがありません。

IVR自体波形を歪ませる要素が非常に少ないので、無負荷時にはその出力波形は入力波形とほとんど変わりません。サイリスタの様に交流波形をカットするのではなく、IVRは単に誘導作用により電圧を調整しますので波形を歪ませる要素がほとんど無いと言えます。

原理

単相器
調整巻線は回路に直列に、また励磁巻線は並列に接続されており、ローターを時計方向反時計方向のいずれかの方向に回転させる事によって互いの電気角度が変化し、出力電圧を増加したり、減少させたりする事が出来ます。励磁巻線と調整巻線の相対する角度を180度変える事により、鎖交する磁束量を増減して電圧を調整します。
単相器
三相器
励磁巻線と調整巻線の相対する角度を180度変える事により、位相角を変化させそのベクトル和によって電圧を調整します。
三相器
三相IVRは接続を変える事によって移相器としても活用されます。
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